なぜ女性に特化した起業支援が必要なのか

これまで、女性の起業に特化して、経営支援や男女共同参画センターなどの公的な機関で4,000件近い相談に対応し、起業セミナーや起業塾の講師をしてきました。
その中で、何度となく聞かれることが多いのがこの質問です。

私の考えをまとめる機会がありましたので掲載しておきます。

なぜ女性に特化した起業支援が必要なのか

・「起業って私にも出来るの?」そんな女性たちにとって男性主体の印象がある「経営相談」の窓口はハードルが高い

・男性も混じる起業塾や男性の相談対応者に
 「そんな小さなビジネス」
 「そんな儲からないこと」とバカにされて自信をなくした。
 私のご相談者からは、そんな経験をされたとよく聞きます。

・女性の生活者視点や子育てや介護など弱者支援に関わることが多い女性ならではのニーズの気づきが男性には理解されにくいのです。
 最初から、論理だてて「この商品やサービスはこういう理由があるからニーズがある」と説明できる方ばかりではありません。
 必要性を共感してもらえる人がいれば、ビジネスになる可能性はあります。そこから、いかに売れる形にするか、そこのブラッシュアップをすればいいのです。

・女性にとって起業の目的が、「儲ける」ことにないことが多いのです。
 儲からないことでも、必要なことだと思えば、情熱を持って取り組む方が女性には多いかもしれません。
 子育てや介護、障害がある方など弱者のケアにあたる場面に向き合うことが多いからかも知れません。
 必要なのに利益になりにくいからと企業が取り組まない。
 ソーシャルビジネスも女性の起業に多い形の一つです。

・子育てや介護、転勤など時間や場所がしばられる組織の中での
 勤務がしにくい女性が多いのです。
 年齢、病気などで一時第一線を離れたことでキャリアが活かせない、
 実力がありながら、多忙すぎてメンタルや体調不良で退職を余儀なくされた。
 そんな方にとって、働き方の選択肢として「起業」の道を作ることができます。

・起業に向けての女性ならではの『壁』を共有できる仲間
 公的な機関でさせていただく女性起業塾では、受講生同志の仲間づくりを意識しています。
 家族やママ友、身近な友達には、なかなか「起業したい」というアイデアを話せる仲間がいない方も多いのです。
 起業を後押ししあえる仲間に会うことは、とても大事だと考えています。