最近、
「メルカリで売ってみたら、結構売れたのでちゃんとネットショップの立ち上げを考えてみたい」
というご相談も出て来たので、私もメルカリで売ってみました。
ネットショップの立ち上げや運営のお手伝いはしていますが、メルカリは初めてです。
メルカリで売るメリットと特長
「こんな商品売れるかな?」
そんな起業準備段階の方は、メルカリで売ってみることは、いい「テストマーケティング」になりますね。
いきなり、ネットショップを立ち上げても、
まず、そのネットショップにアクセスを増やすのが一苦労。
ちゃんと売れる商品なのかどうかは?
ある程度の数の人に見てもらわないことには判断できません。
その点、こうしたショッピングモール的なところに出店することは、売ってみる早道ではあるのですが、
その中でも
・スマホで簡単な操作で出店できる
・出店料も無料
・売れた時に販売手数料のみ
・やり取りの中で、こちらの住所や名前を知られずに商品を送れる仕組みがある
という点で メルカリは始めやすい!
そして何より、
メルカリは、「何かをお手頃価格で買いたい人」が既に集まって来ています。
比較的利用者層は、若い女性やママ達が多いでしょうか?
欲しいものがあって、メルカリ内で検索する人に見つけてもらえる可能性もありますし、
「なんか、かわいいもの、ないかな?」
服でも、アクセサリーでも、バックでも。
たまたま見つけて気に入って買いたくなっても、個人売買(一応、前提として)なので他で買うよりお得なことが多い安心感もあって。
アプリで気軽に開いてパラパラ見てるうちに目に留まって買ってもらう、が、期待できる媒体。
なので、
特に、「目的買い」されにくい、
逆に「デザインで気に入れば衝動買いされやすい」
バッグや洋服などアパレル商品やインテリアや生活雑貨などの販売に向いていると思います。
意外と手作り品なんかもいいのかも、と。
こういうところで売ってみるのは、ネットショップの準備にももってこいですね!
メルカリ出店、攻略のコツ
目的買いより、目に留めてもらって惹きつけるのが得意なメルカリでは
ズバリ!写真に力を入れましょう!
基本的に、一般の素人さんの出品が多いので、
しっかり魅力的な写真を用意するだけで、かなり目立ちます。
1枚目の写真は、全体像が分かる写真を
メルカリの出品で、掲載出来る写真は4枚。
一枚目の写真は、商品の全体がわかる好印象のものを
一枚目の写真は、特に大事。
商品の全体像で、何の商品かわかりやすい、印象の良いものを選びましょう。
私が撮って使ったのはこちらの写真。
どこに注意したか、わかってもらえますか?
まず、自然光が斜めから自然にあたり、後ろの床や、この靴のゴールドのポイントが光って見えるように撮ってみました。
写真や作品に、キラリと光を感じさせることは大事です。
あと、白い靴の箱の上に載せました。
紙袋などの上に乗せるより印象が良くないですか?
ちゃんとした、デパートで買ったものです。安モノではないです、という印象付けは大事です。
そして、きちんと、型崩れなく、箱に入れてお届けしますよ、というアピールにもありますね。
2枚目に載せる写真は、アップのものを
店頭で店頭で購入する場合に、気に入った靴は手に取って近寄って見てみますよね?
ですから、
次に必要なのはアップの写真です。
ネットで販売するにも、店頭で買うのと同じ体験をしてもらえることを念頭に置いて
写真や説明を加えていくことが大事です。
今回の場合、デザインのポイントのゴールドのメタルなのでそこをアップにしてみます。
見てもらいたい、アピールしてもらいたい点をクローズアップするための写真ですね。
ですが、今回、本当に近くに寄ってみると、若干の細かい傷があります。
こういう欠点も隠さず伝えたほうが信頼できる売り手として判断してもらえます。
3枚目、4枚目は 購入時に気になるところを更に方向を変えて伝える写真
さらに、
この靴はツイードなので、そこ色味や質感は気になるところのはずです。なので、生地のアップ写真が必要です。
たぶん、店頭で買う時にも、これは白黒? 少し茶系が入ってる? などじっくり確認したかったり
生地の擦れなどがないかも知りたいところのはずです。
後、掲載出来るのは1枚。
靴底のプランドのタグ部分の写真と迷いましたが、特に有名プランドではないので、
プランド名は、説明文の中で書くにとどめました。
メルカリでは主だったブランドリストに含まれるものであれば、そのカテゴリーを選んで出店することができます。
お気に入りのブランドで探す人も多いでしょうから。
今回は、
代わりに載せたのは、かかとの減りと高さがわかる横からの写真。
靴を買う時、「かかとの高さ」は、必ずチェックしたいところですよね。
それに「かかとの傷み具合」で、靴がどれだけ履き潰されたものかが一目瞭然ですから、
新しさ、ほとんど履いてないことのアピールにはこの写真が必要です。
数日後、即買いが入りました!
これで、
メルカリ掲載数日後に、即買いが入りました。
説明すべきところは説明しつくしてあるので、
質問などは入らなかったですね。
あとは価格の条件があれば、購入するかどうか、だけの判断です、。
ネットショップであれば、お客さんは迷った時や、商品についての疑問点があれば
まず、購入をやめてしまいます。
「お問合せ」をしてくるお客様は、よっぽど購入のつもりが強い、一部の方。
なので、質問しなくても、買うか買わないかの判断ができる必要な情報は十分伝えておく必要があるのです。
お客さんがどんなことに疑問を持つのか、わからないままに
「商品の説明不足」のネットショップを立ち上げて
「売れないなぁ~」と悩んでいる方は多いです。
メルカリで、質問が来たら、「あ、そこの説明が必要だったんだ」と気づくいい経験ですね。
次回出すとしたら・・・反省点
ただ、反省点としては、
春先にツイードの靴は、正直季節外れ。
売れにくいタイミングに出店だったので、出来れば季節を先取りできるといいですね。
また、お古の出店では、「靴」は売れにくい分野かと思います。
お洋服なら洗えば新品気分になるところ、なかなか靴はかなり状態のいいものでないと売れにくいかも知れませんね。
でも、個人的には、不用品だったので、すっきりです。
まとめのポイント
・メルカリは、まず目を留めてもらうための1枚目の写真にこだわる。
・価値のあるものと感じてもらうための、背景に写りこむものや置き場所にもこだわる。
・光やキラキラ感を感じさせる写し方をする。
・手に取って買うときに知りたいポイントをピックアップした写真を枚数制限いっぱい使って載せる。
・説明文では、自分が良いと思う点のアピールと、それでも手放す理由と、あえてマイナス点も載せておく。
・信頼感のため、きちんと感と清潔感を感じさせる写真を使う。
これらはネットショップやtetoteやCreemaなどのハンドメイドサイトで販売する時にも応用できますね。